親の実家や使っていない住宅を相続し、「空き家をどうすればいいのか分からない」と悩む方は多いでしょう。相続した空き家は放置してしまうと、税金や管理の負担が増えるだけでなく、建物の老朽化や近隣トラブルの原因になることもあります。
そのため、空き家を相続した場合は、早めに必要な手続きを行い、今後の方針を決めることが重要です。
この記事では、空き家を相続したらまずやるべきことや注意点について、初心者にもわかりやすく解説します。
相続人を確認する
空き家を相続した場合、最初に行うのが 相続人の確認です。
相続では、誰が財産を引き継ぐのかを明確にする必要があります。相続人は法律で決められており、主に次のような人が該当します。
・配偶者
・子ども
・兄弟姉妹
相続人が複数いる場合は、誰が空き家を相続するのかを話し合って決める必要があります。
遺言書の有無を確認する
次に確認するべきなのが 遺言書の有無です。
遺言書がある場合は、基本的にその内容に従って相続が行われます。遺言書がない場合は、相続人同士で話し合いを行い、財産の分け方を決める必要があります。
この話し合いを 遺産分割協議と呼びます。
相続登記を行う
空き家を相続した場合は、所有者を変更するための 相続登記が必要になります。
相続登記とは、不動産の名義を亡くなった方から相続人へ変更する手続きです。
2024年から相続登記は 義務化されており、相続を知った日から3年以内に登記を行う必要があります。手続きを行わない場合、過料が発生する可能性があります。
相続登記は、司法書士に依頼して行うケースが一般的です。
固定資産税の確認
空き家を相続すると、その不動産の所有者になります。そのため、毎年 固定資産税を支払う必要があります。
固定資産税の納税通知書は、通常毎年春頃に届きます。税額は土地や建物の評価額によって決まります。
空き家を長期間放置していると 特定空き家に指定される可能性があり、その場合は固定資産税が高くなることもあります。
空き家の状態を確認する
相続した空き家は、まず建物の状態を確認することが大切です。
長期間空き家になっている場合、次のような問題が発生していることがあります。
・雨漏り
・シロアリ被害
・設備の故障
・建物の老朽化
建物の状態によって、今後の活用方法や売却の判断が変わることがあります。
空き家の活用方法を考える
空き家を相続した場合、その後の活用方法を考える必要があります。
主な選択肢は次の通りです。
・自分や家族が住む
・賃貸として活用する
・売却する
・解体して土地として利用する
将来住む予定がない場合は、売却を検討するケースも多くあります。
空き家の管理を行う
空き家は放置すると、建物の劣化が進みやすくなります。
また
・雑草が伸びる
・不法侵入
・近隣トラブル
などの問題が発生する可能性もあります。
そのため、定期的な管理を行うことが重要です。
例えば
・定期的な換気
・清掃
・庭の手入れ
などを行うことで、建物の劣化を防ぐことができます。
空き家売却も検討する
将来住む予定がない空き家は、売却を検討することも一つの方法です。
空き家を所有していると
・固定資産税
・管理費
・修繕費
などの負担がかかります。
そのため、維持費や管理の負担を考え、早めに売却する方が良いケースもあります。
まずは不動産会社に査定を依頼し、現在の市場価値を確認することがおすすめです。
まとめ
空き家を相続した場合、まず次のことを行う必要があります。
・相続人の確認
・遺言書の確認
・相続登記
・固定資産税の確認
・建物の状態確認
そのうえで、空き家を
・住む
・貸す
・売る
など、今後の活用方法を決めることが重要です。
空き家は放置すると管理の負担が増えるため、早めに今後の方針を決めることが大切です。迷った場合は、不動産会社や専門家に相談すると安心です。


コメント